福田豊BLOG『今日も明日もロックンロール!』

福田 豊

ライター

1959年東京生まれ。ライター、編集者。もともとは建築家であったが、ひょんなことから、出版界に移籍。『エスクァイア日本版』広告営業、編集部の後、現職。『LEON』『OCEANS』『ENGINE』『MADURO』などの雑誌を中心に、時計、クルマ、ファッション、旅などなど、男性のライフスタイル全般について執筆。

第6回:Pink Floyd 『The Early Years 1965-1972』 (2016年)

2017年1月6日
昨年もたくさんの箱モノが登場。そのなかで最大級だったのが、ピンク・フロイドの27枚組BOXセットでした。

相変わらずの、箱モノ(BOXセット)の大量リリース。2016年も、以前にご紹介したボブ・ディランのCD36枚組を初め、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、デヴィッド・ボウイ、セックス・ピストルズなどなど、ずいぶんたくさん買いました。

おかげで、家や事務所が箱だらけで、もうそろそろ置く場所がなくなりそう。かといって、捨てるものなどあるわけもなく、今後も増えるであろうことも間違いなし。ちょっと頭が痛いです。

さて。そんな2016年に買った箱モノのなかで、もっとも大きかったのが、ピンク・フロイドの『The Early Years 1965-1972』。約37.5×27.5×20cmという巨大な箱に、タイトルどおりに1965年から1972年までの音源と映像をCD10枚+DVD9枚+Blue-ray8枚の全27枚組にした大作です。

ロンドンのアンダーグラウンドシーンで人気を博していたピンク・フロイドが、メジャーデビューを果たしたのは1967年のこと。つまりこのBOXセットは最初期の貴重な音源と映像が収められているのが特長です。

ことにメジャーデビュー後の1年ちょっとで脱退してしまったシド・バレットの動く姿はまさしく貴重で、それを観ることのできる作品は2005年に発売された『LONDON 1966/1967』(CD単体とDVD付属の2種がある)以来じゃないかしら。

後に精神を病んでしまうシド・バレットの端正な顔立ちと、狂気をはらんだ瞳は、美しく儚く、目と心に迫ります。

そしてもうひとつ、このBOXセットの魅力のポイントが「1972年まで」という点。要するに、1973年にリリースされた世界的大ヒットアルバム『The Dark Side Of The Moon』の前まで。デビューアルバム『The Piper At The Gates Of Dawn』から『A Saucerful Of Secrets』、『Ummagumma』、『Atom Heart Mother』といった時代の、いうなれば「世界の誰もが知る存在になる以前」という、通好みな感じが味わい深いのですね。

また、1971年の箱根アフロディーテでの伝説的な初来日公演の映像が収められているのも、古くからのファンには大きな魅力。そのほか、7インチシングルの復刻盤5作や、ポスターやプログラムやチラシのレプリカなど、楽しい付属品も大充実。見ているだけでも楽しめます。

で、はたして、1968年以降のBOXセットも発売されるのか。気持ちとしては、ぜひ、発売して欲しいのだけど、でもきっとまた巨大だろうから置き場所が心配でもある……。まぁ、絶対に買っちゃうんでしょうけどね。

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プロフィール

1959年東京生まれ。ライター、編集者。もともとは建築家であったが、ひょんなことから、出版界に移籍。『エスクァイア日本版』広告営業、編集部の後、現職。『LEON』『OCEANS』『ENGINE』『MADURO』などの雑誌を中心に、時計、クルマ、ファッション、旅などなど、男性のライフスタイル全般について執筆。

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