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ゲーミングノート「Predator Triton 500」レビュー、300Hz・3ms駆動のディスプレイでヌルサク体験 | マイナビニュース

日本エイサーのゲーミングノートPC「Predator Triton 500」は、最上位モデルにリフレッシュレート300Hz、応答速度3msの15.6型フルHD液晶ディスプレイを採用しています。加えて、最新シリーズのPredator Triton 500は、ディスクリートGPUとしてGeforce RTX 2070またはGeForce RTX 2080を搭載し、ゲーミングノートPCとして稀有なポテンシャルを備えていることは間違いありません。

しかし、果たしてこの超高速ディスプレイの性能を、人は体感できるのでしょうか? 日本エイサーから最上位モデルの「PT515-52-A73Y8」を借用したので、ベンチマークを実施し、また実際にゲームをプレイして検証してみました。

300Hz・3msの15.6型ディスプレイを搭載するのは最上位モデルだけ

PT515-52-A73Y8は、OSがWindows 10 Home 64ビット、CPUがCore i7-10875H(8コア16スレッド、2.30~5.10GHz)、ディスクリートGPUがNVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q Designです。メモリは32GB、ストレージは512GBを搭載しています。メモリはSO-DIMMスロット、ストレージはM.2スロットに装着されていますが、製品の仕様によりメモリの変更および増設はできません。

Predator Triton 500シリーズには下記の5モデルが用意されています(実勢価格は税込、10月12日時点)。

・PT515-52-A73Y8(実勢価格310,000円前後)

Core i7-10875H・GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q Design・RAM32GB・SSD512GB・リフレッシュレート300Hz

・PT515-51-F76Y8(実勢価格346,000円前後)

Core i7-9750H・GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q Design・RAM16GB・SSD512GB・リフレッシュレート144Hz

・PT515-51-F76Y7(実勢価格297,000円前後)

Core i7-9750H・GeForce RTX 2070 with Max-Q Design・RAM16GB・SSD512GB・リフレッシュレート144Hz

・PT515-51-A76Y8(実勢価格270,000円前後)

Core i7-9750H・GeForce RTX 2080・RAM16GB・SSD512GB・144Hz

・PT515-51-A76Y7(実勢価格295,000円前後)

Core i7-9750H・GeForce RTX 2070・RAM16GB・SSD512GB・144Hz

CPU、ディスクリートGPU、メモリにも違いがありますが、リフレッシュレート300Hz・応答速度3msの15.6型ディスプレイを搭載しているのは、最上位モデルの「PT515-52-A73Y8」だけ。Predator Triton 500シリーズで唯一無二のモデルということになります。

もうひとつの大きな違いは、有線LANと無線LANの仕様。PT515-52-A73Y8、PT515-51-F76Y8、PT515-51-F76Y7は有線LANが2.5Gbps、無線LANがWi-Fi 6(11ax)に対応です。PT515-51-A76Y8とPT515-51-A76Y7は、有線LANが1Gbps、無線LANがWi-Fi 5(11ac)止まりとなります。予算に余裕があれば、上位の3モデルを選んでおきたいところですね。最上位モデル「PT515-52-A73Y8」のその他スペックは下記をご覧ください。

  • ディスプレイ:15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、300Hz、3ms)
  • CPU:Intel Core i7-10875H(8コア16スレッド、2.30~5.10GHz)
  • メモリ:32GB PC4-23400(DDR4-2933)SO-DIMM(16GB×2、最大32GB)
  • SSD:512GB(NVMe接続)
  • チップセット:Intel HM470
  • 光学ドライブ:-
  • グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q Design
  • OS:Windows 10 Home 64ビット
  • 有線LAN:最大2.5Gbps(左側面×1)
  • 無線LAN:Wi-Fi 6(IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n)
  • WWAN:-
  • Bluetooth:5.0
  • インタフェース:USB Type-C 3.1 Gen2(右側面×1、映像出力、Thunderbolt 3対応)、USB Type-A 3.0(左側面×1、右側面×2)、HDMI(左側面×1)、Mini DisplayPort(右側面×1)、マイク入力(左側面×1)、ヘッドフォン出力(左側面×1)
  • Webカメラ:HD Webカメラ
  • バッテリ駆動時間:約7時間
  • サイズ:約358.5×255.0×17.9mm
  • 重さ:約2.1kg

モバイル用途にも活用できるサイズと重さ

Predator Triton 500シリーズのサイズは358.5×255.0×17.9mm、重さは約2.1kg。84Whのリチウムイオンバッテリを内蔵しており、バッテリ駆動時間は「PT515-52-A73Y8」で約7時間とされています。ハイパフォーマンスCPUとディスクリートGPUを搭載しているにもかかわらず、モバイル用途にも活用できるサイズ、重さを実現しています。

インタフェースは、USB Type-C 3.1 Gen2(右側面×1、映像出力、Thunderbolt 3対応)、USB Type-A 3.0(左側面×1、右側面×2)、HDMI(左側面×1)、Mini DisplayPort(右側面×1)、マイク入力(左側面×1)、ヘッドフォン出力(左側面×1)を搭載。

映像出力を3系統備えており、本体と合わせて最大4画面のマルチディスプレイ環境を構築できます。ゲーム用途で4画面は持て余しますが、クリエイティブワーク用途に多画面環境は重宝すること間違いなしです。

ゲーミングノートPC……というか通常のノートPCでも珍しい仕様なのが、ディスプレイを最大180度まで展開できること。この状態でFPSをプレイするのはちょっとシンドイですが、リアルタイムストラテジーなどを対面の友人たちと和気あいあいとプレイするのは楽しそうです。

  • Predator Triton 500

    本体背面。通常のファン2基に加えて、薄さ0.1mmのブレード59枚で構成された「第4世代AeroBlade 3Dファン」、5基の銅製ヒートパイプが内蔵されており、キーボード周辺の熱を効率的に排気。もちろんピークパワーの維持にも貢献しています

パフォーマンスを安全、手軽にチューニングできるシステム管理ツールを用意

本製品には、多くのユーティリティ、アプリケーションがプリインストールされています。

システムメンテナンスツール「Acer Care Center」、システム管理ツール「PredatorSense」、デバイス設定ツール「Acer Quick Access」 、ブラウザー「Mozilla Firefox」、セキュリティツール「GoTrust ID」、ネットワークコントロールツール「Killer Control Center」、 映像ストリーミングアプリ「Netflix」、画像編集アプリ「PhotoDirector for acer」、動画編集アプリ「PowerDirector for acer」、録画・ストリーミングアプリ「XSplit Gamecaster」、セキュリティアプリ「ノートン セキュリティ Ultra」(30日間体験版)などです。

このなかでゲーマーにとって特に重要なのがシステム管理ツール「PredatorSense」。ホーム、バックライト、オーバークロック、ファン制御、モニタリング、Game Sync、App Centerなどのタブが用意され、パフォーマンスを調整するためのタブがオーバークロックとファン制御です。BIOS画面を開かなくても、安全、手軽に最大限のパフォーマンスを引き出せますよ。

PredatorSenseツールは専用キー「Predator」のワンタッチでいつでも開け、もうひとつの専用キー「TURBO」をワンタッチすれば、即座に最大パフォーマンスに切り替えられます。マシンパワーが必要なとき、できるだけ静かに駆動したいときに、すばやく動作モードを切り替えられるのは便利です。

最新3Dゲームも高画質設定でプレイできるだけの性能を実現

今回の試用機「PT515-52-A73Y8」、CPUはCore i7-10875H(8コア16スレッド、2.30~5.10GHz)、ディスクリートGPUはNVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER with Max-Q Designといったハイスペックなだけに、ベンチマークスコアは優秀。

「PCMark 10 v2.1.2177」の総合スコアは「6860」、「3DMark 8 v2.12.6964」のTime Spyは「9432」、Port Royalは「5651」、Fire Strikeは「20405」、「CINEBENCH R20.060」は3767ptsを叩き出しました。

3DMarkのTime Spyで比較すると、「Gaming Laptop(2020)」の目安が「5730」なので、「PT515-52-A73Y8」はその約1.65倍というパフォーマンスを発揮したことになります。最新3Dゲームも、高画質設定でプレイできるだけの性能を備えていると言えるでしょう。







■PCMark 10 v2.1.2177
総合 6860
Essentials 10177
Productivity 8597
Digital Content Creation 10014






■3DMark 8 v2.12.6964
Time Spy 9432
Port Royal 5651
Fire Strike 20405





■CINEBENCH R20.060
CPU 3767 pts
CPU(Single Core) 475 pts











■CrystalDiskMark 7.0.0(SSD)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 3309.489 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 2701.302 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 2000.311 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 2570.126 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ-ド 1872.894 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト 1636.048 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド 42.647 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 105.951 MB/s

144Hz駆動のディスプレイを大きく上回るヌルサク感を味わえる!

さて、最後にリフレッシュレート300Hz、応答速度3msという15.6型フルHDディスプレイの恩恵を受けられるのか、実際に最新ゲームで試してみましょう。今回は「Apex Legends」と「PUBG」を最高画質に設定して、フレームレート計測ツール「CapFrameX」で実際のフレームレートを計測してみました。

結果は「Apex Legends」の最大フレームレートが302.8fps、平均フレームレートが160.7fps、最小(1%)フレームレートが77.0fps、「PUBG」の最大フレームレートが189.5fps、平均フレームレートが154.3fps、最小(1%)フレームレートが114.1fpsとなりました。どちらも平均フレームレートで144fpsを超えていますね。

特に「Apex Legends」のフレームレートでグラフを見てみると、200fps付近で推移している箇所もあります。そのシーンでは144Hzのディスプレイを大きく上回るヌルサク感を味わえているわけです。

選ばれし動体視力を備えていなくても、ユーザー体験で恩恵を受けられる

144Hzを超える240Hz、300Hzという領域を有効活用できるゲーマーはごく一部でしょう。実際に筆者は300Hzディスプレイを搭載する「PT515-52-A73Y8」を使っても、勝率はほとんど上がらないと思います。

しかし、筆者を含めアマチュアゲーマーは勝つことだけがすべてではありません。ゲーム空間で現実と同じようにカクツキや遅延のない光景を見られることは、ゲームへの没入感を大きく高めてくれます。

選ばれし動体視力を備えていない筆者のようなヌルいゲーマーでも、ユーザー体験において300Hzディスプレイは大きな恩恵を与えてくれるというのが率直な感想。Predator Triton 500はシリーズ内の価格が非常に接近しているので、予算が許せば最上位モデルの購入を強くオススメします。

  • Predator Triton 500

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