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たまに喋るカニと戯れるゲーム『Crabhouse』名前が紛らわしいとAppleに怒られる。カニのアイデンティが失われる可能性 | AUTOMATON

株式会社GAIBAKOがiOS/Android向けにリリースしているゲーム『Crabhouse』が、アイデンティティを失うかもしれない。同社のGAI氏によると「名前が紛らわしい」という理由で、アップデートがApp Storeでリジェクトされたという。

『Crabhouse』は、招待制の音声SNS“ではなく”、蟹の家を眺めるゲームだ。ゲームを起動すると、家の中にはドットで描かれた可愛らしいカニたちが集まっており、アプリの起動と関連して増えたり、関係なく減ったりしている。時折表示される吹き出しのタップ時には、カニたちが38種類のカニトークを展開してくれるほか、家の中には昼と夜を切り替える機能も導入。カニたちと戯れながら、落ち着いた一時が過ごせるようになっている。

本作は、株式会社GAIBAKOのGAI氏が「Clubhouse」の使い方がわからないために3日で開発し、「Clubhouse」同様にiOS向けとして2月7日にリリースされた。シンプルな内容ながら、気の利いた名前やちょっと笑える平和なゲームプレイなどから主にTwitterや国内メディアで注目を集め、2月13日には10万ダウンロードを突破。仲間はずれはよくないと、2月12日にはAndroid版もリリースされた。

しかし、そんな『Crabhouse』にちょっとした危機が迫っている。Apple側の提示している「名前が紛らわしい」というリジェクト理由はまったくそのとおりではあるが、『Crabhouse』にとって名前は大きな意味を持っているからだ。名前が変更されることになれば、少なくとも発音を活かした洒落は失われてしまうだろう。

一方でアプリ業界には、一度流行りのゲームが登場すれば似たような名前・見た目の作品が氾濫するという現象を繰り返してきた歴史がある。たとえば、2020年8月に発売されたPlayStation 4/PC向けのバトルロイヤルゲーム『Fall Guys』のリリース時には、スマホ版が存在しないにも関わらずスマホ版『Fall Guys』なる動画が出回り、人気にあやかったクローンアプリや詐欺アプリが多数登場した(関連記事)。ほかにも、昨年より人気が続いている宇宙人狼『Among Us』の名前でApp Storeを検索すると、本家に見た目や名前を寄せたタイトルがいくつもヒットし、特定の業者の悪質さが垣間見れる。そうした不正アプリ対策に、『Crabhouse』が巻き込まれてしまったのかもしれない。

また、『Crabhouse』自身も短期間で10万ダウンロードを突破しているためか、名前がよく似た『クラブハウス -カニのおうち』なるアプリもすでに登場。こうした事情を考慮すると、Apple側が「Clubhouse」と名前がよく似た『Crabhouse』を認めようとしない背景が見えてくるだろう。

『Crabhouse』は、iOSおよびAndroid向けに無料配信中。GAI氏はTwitterにて、リジェクトの覆し方を募っているようだ。


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Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。


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